地元のおかあさん直伝のマカオ料理（ミンチィ、バカリャウのコロッケ） #男子ごはん

今週の男子ごはんは海外ロケ「マカオ」編の後半。いつものように、現地の家庭料理を地元のおかあさんから教わった。教えてもらった料理は「バカリャウのコロッケ」と「ミンチィ」の2品。

バカリャウとは、タラ（鱈）の塩漬けの干物のこと。またはそれを用いた料理のこと。スペインやポルトガル、中南米諸国で係わりの深い食品だけど、ポルトガルの植民地であったマカオでも一般的。バカリャウをつかった料理がたくさんある中で、今回は「バカリャウのコロッケ」を教わった。

「ミンチィ」は、牛または豚の挽肉とさいの目切りにして揚げたジャガイモを炒め合わせ、ご飯にかけて食べる料理。目玉焼きがのり、パット見はタイのガパオライスに近い感じ。材料は味付けはこちらのほうがよりシンプルだけど。

地元のおかあさん直伝 マカオの家庭料理

バカリャウのコロッケ

材料（3～4人分）

バカリャウ …… 200g
玉ねぎ …… 1個
卵 …… 1個
にんにく …… 4片
じゃがいも …… 4個
パクチー …… 15～20g
白こしょう …… 適量
オリーブ油、揚げ油(コーン油) …… 各適量

作り方

1. 玉ねぎ、にんにく、パクチーはみじん切りにする。じゃがいもは皮を剥き、茹でて、粗熱をとってから潰す。
2. バカリャウは表面についた塩を洗い流してからたっぷりの水につけ、何度か水を変えながら少し塩気が残っているくらいに戻す。茹でて水気を拭き、骨と皮を除いて身をほぐし適度なフレーク状にする。
3. 熱したフライパンにオリーブ油を引き、玉ねぎ、にんにくの順に加えて炒める。油が回ったらバカリャウを加える。
4. ボウルにじゃがいも、バカリャウ、パクチーを加えて全体を混ぜ合わせる。白こしょう、オリーブ油を加えて硬さを調整する。卵を加えて混ぜ合わせる。
5. 2本のスプーンを使い、ラグビーボール状に成形して冷凍する。
6. 180度に熱した揚げ油できつね色になるまで揚げる。

アンナさんレシピ　ミンチィ

材料（3～4人分）

豚ひき肉 …… 300g
にんにく（みじん切りにしたもの） …… 2片分
玉ねぎ（粗みじん切りにしたもの） …… 1/2個
じゃがいも …… 適量
白こしょう …… 適量

しょうゆ …… 大さじ2
オイスターソース …… 大さじ1

揚げ油（コーン油） …… 適量
温かいごはん …… 3人分
目玉焼き …… 3枚

作り方

1. じゃがいもは1cm角に切る。玉ねぎは粗みじん切りに、にんにくはみじん切りにする。豚ひき肉は白こしょうで下味をつける。
   
2. フライパンに油を熱し、卵を割り入れて目玉焼きを作り取り出す。
3. 同じフライパンジャガイモを入れ、多めに油を加えて中火でカリッと揚げる。
4. フライパンにコーン油（適量）を引いて熱し、玉ねぎ、にんにくの順に加えて炒める。たまねぎが透き通ってしんなりしてきたら、豚ひき肉を入れて炒める。
5. 豚ひき肉の色が変わりそぼろ状になってきたら、ジャガイモを加えて炒め合わせ、しょうゆとオイスターソースを加えて炒める。
6. 器にごはんを盛り、ミンチィをかけて目玉焼きをのせる。