今週の男子ごはん(第505回、2018年2月4日放送)は、女優の木村多江さんをゲストに迎えた「おつまみスペシャル」。多江さんが2品、心平ちゃんが多江さんリクエスト料理を2品紹介した。出演のたびに料理を披露してくれている木村多江さん。今回は茹で豚をサンチュと野菜で包んで食べる韓国風の「ポッサムサラダ」と、梅肉ソースで箸休めにぴったりの「大根とカブのしそ和え」を紹介してくれた。
「ポッサム」は豚肉を葉野菜で包んで食べる韓国料理。「ポッサム」は風呂敷状のもので包むという意味の言葉で、薄切りにした茹で豚をサンチュや白菜、エゴマなどで包むことから呼ばれるようになった。サムジャンをつけてキムチやにんにく、青唐辛子と一緒に包むのが定番。ご飯を一緒に包むこともある。
多江さんリクエストは、あまりがちな「バルサミコ酢」を使った料理と、大好きだという「人参」を使った料理。心平ちゃんは「鶏もも肉のバルサミコ酢煮込み」「にんじんのクリームココット」を作った。「にんじんのクリームココット」はクミンの香りもいいアクセント。「鶏もも肉のバルサミコ酢煮込み」は多江さん絶賛。バルサミコの酸味と甘味、コクが絶妙だということだった。バルサミコは煮詰めると酸味がまろやかになり、甘みが出てくる。
女優・木村多江さんとおつまみSP
ポッサムサラダ(木村多江レシピ)
材料(4~5人分)
豚バラかたまり肉 …… 約500g
水 …… 7と1/2カップ(1.5リットル)
a {
長ねぎ(青い部分) …… 1本分
にんにく、しょうが …… 各1片
みそ …… 大さじ2
玉ねぎ …… 中1個
酒 …… 大さじ3
塩 …… 小さじ1
}
【サムジャン】
長ねぎ …… 1/2本
コチュジャン …… 大さじ4
にんにく(おろしたもの) …… 1片
みそ …… 大さじ4
米酢 …… 大さじ2
ごま油 …… 小さじ1
三温糖 …… 大さじ1
白いりごま …… 小さじ1
【包む用の野菜】
もやし …… ひとつかみ
りんご …… 適量
サンチュ、えごま、サラダ春菊、パクチー、キムチ …… 各適量
【シメ】
おにぎり …… 3個
ポッサムの茹で汁お茶碗 …… 3杯分くらい
みそ …… 適量
黒七味唐辛子又は黒こしょう …… 各適量
ゆずの皮 …… 少々
作り方
- 【豚肉を茹でる】aの玉ねぎを縦4等分に切り、にんにくは潰し、しょうがは半分に切る。
- 鍋に水、a、豚肉を入れて強火にかける。沸いてきたらアクを取り、落し蓋をして弱火にし、40~50分煮込む。茹で上がったらそのまま置いておく。
- 【サムジャンを作る】豚を茹でている間に準備する。長ネギはみじん切りにしてその他の材料と混ぜる。白いりごまは手で潰しながら加える。
- 【包む野菜を準備する】もやしは塩(分量外:少々)を加えた熱湯でサッと茹でる。りんごは皮付きのまま細切りにして塩水にとおす。サラダ春菊は根を切り落とす。パクチーは葉を摘む。それぞれ器に盛る。
- 2で茹でた豚肉を1cm厚さにを切って器に盛る。肉をサンチュにとり、好みの野菜をのせサムジャンをつけて包んで食べる。
- 【シメを作る】おにぎりはトースター又はグリルで両面をこんがりと焼いて焼きおにぎりにする。ポッサムの茹で汁を温め、味をみながらみそを溶きいれる。器におにぎりを盛って熱々の茹で汁をかける。ゆずの皮をのせ、黒七味又は黒こしょうを振る。
大根とカブのしそ和え(木村多江レシピ)
材料(2~3人分)
カブ …… 2~3個
大根 …… 5cm
青じそ …… 5枚
みょうが …… 1/2個
しょうが薄切り …… 3枚
梅干し …… 2個
ごま油 …… 小さじ1と1/2
しょうゆ …… 少々
作り方
- 大根、カブは皮をむいて薄いイチョウ切りにする。
- 青じそ、しょうが、みょうがは千切りにする。梅干しは種を除いてたたく。
- ボウルに梅干し、しょうゆ、ごま油を混ぜて梅肉ソースを作る。
- ボウルに大根、カブ、しょうが、青じそ、みょうが、梅肉ソースを和える。
(Tae's Point:梅干しの塩分から野菜の水分が出てしまうため、具材は梅干しの味が程よく染み込む厚さに切っておき、食べる直前に和える)
鶏もも肉のバルサミコ酢煮込み(栗原心平レシピ)
材料(2人分)
鶏もも肉 …… 2枚(約600g)
玉ねぎ …… 1個
にんにく …… 1片
オリーブ油 …… 大さじ1
a [ソース] {
水 …… 1/2カップ(100ml)
バルサミコ酢 …… 1/4カップ(50ml)
白ワイン …… 大さじ2
はちみつ …… 大さじ1
ローリエ …… 1枚
}
b [ブールマニエ] {
バター、薄力粉 …… 各小さじ1/2~1
}
塩、黒こしょう …… 各適量
クレソン …… 適量
作り方
- 鶏肉は塩(小さじ1)、黒こしょうを振る。玉ねぎは縦半分に切る。にんにくは包丁で潰す。a、bをそれぞれ混ぜておく。
- フライパンを熱してオリーブ油を引き、鶏肉を皮を下にして入れて強火で焼く。皮に焼き目がついたらひっくり返し、空いているところににんにく、玉ねぎを断面を下にして加える。焼き目がついたら返す。
(Simpei's Point:鶏肉と一緒に玉ねぎも焼くことで、バルサミコソースに玉ねぎの甘味が加わる)
- 玉ねぎ両面に焼き目がついたら、aのソースを加えて、蓋をして中火で15分煮る。
- 3の煮汁を別の鍋に移す。よく混ぜたブールマニエを溶き混ぜ(コクだしととろみ付け)、塩(1つまみ)加えて煮詰める。
- 器にクレソン、鶏肉、玉ねぎを盛って4のバルサミコソースをかける。
にんじんのクリームココット(栗原心平レシピ)
材料(2人分)
にんじん …… 1本(180g)
玉ねぎ …… 1/4個(50g)
ハム …… 50g
バター …… 10g
薄力粉 …… 大さじ1
生クリーム …… 1カップ(200ml)
牛乳 …… 1/2カップ(100ml)
a {
塩 …… 小さじ1
クミンシード …… 小さじ1/2
黒こしょう …… 適量
}
ピザ用チーズ、パセリ(みじん切り) …… 各適量
作り方
- にんじんはすりおろす。玉ねぎ、ハムはみじん切りにする。
- フライパンを熱してバターを溶かし、にんじんを中火で炒める。薄力粉を加えて炒め、なじんだら生クリーム、牛乳を加えて中火で煮る。フツフツしてきたら玉ねぎ、ハムを加えて5分煮る。とろみがついたらaを加えて混ぜる。
- ココット皿に2を流し入れ、ピザ用チーズをちらし、トースターで様子をみながら焼く。チーズが溶けて焼き目がついたら取り出し、パセリを振る。