ふんわり柔らか、肉々しいボリューム感も楽しめる「肉団子」

お弁当のおかずなどでも人気の「肉団子（肉丸子）」。以前、料理雑誌で見て印象的だった「中華うずまき」さんのレシピで作ってみた。

このレシピが印象的だったのは、写真も美味しそうだったのはもちろん、入れる玉ねぎの量。肉と同量（!!）までたっぷりと加える事で口当たりがソフトになり、また味も優しくなるのだとか。

甘酢餡にはカレー粉が入る。これにより、甘酸っぱいだけではない、奥のほうでスパイシーさを感じる絶妙な味わいの餡に仕上がる。

ふんわりジューシーな「肉団子」

肉団子

材料（3〜4人分、13〜15個分）

豚ひき肉 …… 250g
玉ねぎ …… 1と1/2個（250g）
卵 …… 1個
片栗粉 …… 大さじ2
a [下味] {
日本酒、砂糖 …… 各大さじ1
塩 …… 小さじ1/2
白こしょう …… 小さじ1
生姜（すりおろし） …… 小さじ1
}
揚げ油 …… 適量

甘酢あん

カレー粉（お好みで） …… 小さじ1
サラダ油 …… 大さじ1
水溶き片栗粉 …… 大さじ1（水と片栗粉を1：1で合わせたもの）

b {
酢、ケチャップ …… 大さじ2と1/3
醤油 …… 大さじ1と1/2
砂糖 …… 70g
塩 …… ひとつまみ
水 …… 120ml
}

作りかた

1. ボウルに甘酢餡の材料bを合わせておく。玉ねぎは粗みじん切りにする（半割にした玉ねぎを伏せておき、包丁を寝かせて横に2等分にする。7〜8mm間隔で縦に切り目を入れたら、後は繊維と直角に薄切りにする）。水分が出やすくなるので、できるだけ包丁を入れる回数は減らす。
2. 大きいボウルに豚ひき肉と a の調味料を入れ、調味料が全体になじみ粘りが出るまで手でこねるように混ぜ合わせる。
3. しっかり粘りが出たら卵を割り入れる。生地と馴染んできたら手を広げ、撹拌するように手早くぐるぐると一気に混ぜる。
4. ひき肉をボウルの端に寄せ、空いたスペースに 1 の玉ねぎを入れる。片栗粉を玉ねぎの方に振ってよくまぶしたら肉と混ぜ合わせる。
5. 鍋に油をひき強めの中火にかける。170℃になったら 4 の肉団子を3cmほどのボール状にまとめ（目安はゴルフボール大）、適量を入れて揚げていく。揚げ油の適温は、肉団子を一つ入れて細かい油が勢い良く出る程度。
6. かき混ぜながら肉団子を揚げ、表面の色が固まってきたら一旦取り出す。残りの肉団子も同じ要領で揚げる。
7. 肉団子を戻し入れ、色ムラができないようかき混ぜながら中火で10分前後揚げる。ひとつ取り出して包丁で切り、中まで通っているか確認。
8. 中まで火が通ったら最後に火力を強くして表面をカリッとさせて取り出す。最後に高温にすると油切れが良くなる。
9. 【甘酢あんを作る】フライパンを熱してから火を止めてサラダ油を入れ、カレー粉を加えて余熱で炒める（カレー風味にしない場合はここを省略して次へ）。
10. 合わせておいた b の材料を回し入れて再び火をつける。中火で煮立たせたら肉団子を入れる。軽く煮て味を含ませたら、水溶き片栗粉でとろみをつける。